書名 エコライフ―ドイツと日本どう違う
学芸出版社 四六判・188頁・定価 本体 1800 円+税 ISBN 978-4761512439
ドイツ在住ジャーナリスト 高松平藏 著(妻・アンドレアとの共著) 丨プロフィール 丨
【内容】 日本人とドイツ人の夫婦が環境に配慮した生活を語る。ショッピング、ビール、ごみ処理といった身近な話題から、交通、教育、政策などの街づくりにかかわる話題まで取り上げる。環境先進国ドイツの暮らしから生活を見つめ直す。
下記の媒体で取りあげていただきました。ありがとうございました。(2003年12月現在)
2003年06月18日付 京都新聞 朝刊
2003年07月06日付 静岡新聞 朝刊
2003年07月13日付 信濃毎日新聞 朝刊
2003年07月22日付 大阪日日新聞
2003年08月03日付 河北新報 朝刊
2003年09月07日付 中日新聞 朝刊
2003年09月07日付 東京新聞 朝刊
2003年07月13日号 サンデー毎日
2003年09月号 ダ・ヴィンチ
2003年09月号 日経サイエンス
2003年12月号 ソトコト
読者の皆さんからの感想(2003年現在)
JMさん(男性)
読みやすかったです。つまり、ドイツを知らない者にもそのことにはまったく関わりなく読ませてくれる文でした。システムのデータ上の比較ではなく、そのようなシステムが生まれるに至った伝統文化上の比較という視点からの内容は、これぞシステム作りに直接たずさわる人たちが先ず知っておくべきものと思いました。そしてそれを鮮明にする「アンドレアの一言」という構成もすばらしいアイデアと思いました。イギリス人はもうちょっと「いい加減」だと思いますが、どうやら「根」のあたりは同じようですね。一度も経験していないドイツを「イギリス経由」で少し理解できたように思います。
今後の課題が含まれていることにも気づきました。それは「アメリカ文化の侵食」です。アメリカ文化の侵食に対して日本が、ヨーロッパ(ドイツ)がどう対応してきて、どうなってきたか。つまるところ、「聖も俗」も含めてこいつ(アメリカ文化)を世界はどう扱ったらよいのか、読者の当方だけの観点かもしれませんが、今後の大きな課題として読みました。していると私なりに理解しました。
YKさん(女性)
はじめまして。
私は大阪に住む学生です。
最近本屋で、「エコライフ」を見つけドイツと日本の生活様式の違いから環境問題の取り組みを比較するという内容に興味を持ち、拝読したところ、なにか強い衝動に駆られ、じっとしていられない、そんな気分になり、突然メールを送った次第です。
私が学校で勉強しているのはテキスタイルデザインで、環境には直接関係はしてませんが、以前からリサイクルとドイツという国に関心がありました。本文の中で、アンドレアさんが風呂敷の良さについておっしゃっていて、とても嬉しかったです。風呂敷文化の復活を私も願っています。デザインを学ぶ私にも環境をまもるためにできることがあると思いました。
そして、エコライフを送るために私ができることをもっと見つけて、周りにもひろげられたれいいなあ、と感じています。
KKさん(男性)
環境と文化の側面から生活習慣の違いとして興味深く又ご両人のスライス・オブ・ライフがそのまま日独の差として実に細かく観察されていることに感動しました。
RAさん(男性)
「環境先進国ドイツ」と「環境後進国日本」を、全面賛美やけなしでなく、積極面と消極面の2面から冷静に捉えていることに感心しました。多くの具体的な「環境情報」も豊富で大変参考になりました。2人併せて日独の長い体験があって初めて可能になった本と思います。
著書で目指された、環境問題への取り組みについての比較文化論としては、なんでもかんでも文化の違いのせいにするわけでなく、多面的に考え自然環境や経済社会政治の違いを踏まえた上で、文化の違いを論じる姿勢(と捉えましたが)に共感します。その観点から、環境問題への取り組みは両国の「政治参加に関わる文化」の違いが少なからず影響していると私なりに理解しました。
TKさん(女性)
日常生活の中での事例を多く取り上げられており、実際にドイツに行ったことのない私にとってはドイツの現状を知る手がかりともなり、非常に興味深く読ませて頂いております。
KMさん(女性)
楽しく読ませていただきました。
全体に すっきりしていて非常にわかりやすく本当に読みやすかったです。エコの違いが国民性にあって日本ではドイツ式がなじまないのは、そこにあるんだーということもよくわかりました。
じゃあ日本人にとっていいエコ社会ってなんだろ?
どうすればできますかねえー。
自販機を置いていて平気なこの国、うまく使えば、うまくいきそうなんですけどねえ。
女性・1972年生まれ
著者の無理のない視点で書かれた文章は、環境を研究対象にしている科学者や研究者たちのとっつきにくい内容よりも親近感が感じられ、素直に納得する箇所も数多くありました。
男性・1922年生まれ
よくここまで、ある時は柔軟に且つするどく観察を記事にしたものだと感心しています。比較文化論が続いて書かれれば日本人が今後うかがうべき道に対する示唆にとんだものになるでせう。
男性・1940年生まれ
これまで日本人の目からみた外国、特にヨーロッパ、ニュージーランドの環境の話をきいてきたが、この講演会および書籍では全く違った日本人の目、又、日本を知った外国人の情勢という視点からの内容に「感動」した。すばらしい内容の本で自分に久しぶりの新鮮な活字の味を知った。
※私(平藏)の講演に来ていただいた方のようです。ありがとうございます。
女性・1983年生まれ
内容がとても充実していた。ドイツの人々の環境に対する考え方やくらしが、わかりやすいエッセイ風の文体とともにとく伝わってきた。くらしを見つめなおしたいと思った。表紙も手触りが良くてお気に入りです。値段もちょうどよいです。(1500円) がんばってください、これからも!
女性・1982年生まれ
日本とドイツを文化的視点からその相違を発見することができたように思う。Myカップを会社で利用するというのは個人的に、楽しい企画なのでないかと思う。
※本書ではドイツの企業でのマイカップの様子とアンドレアの日本企業での体験談がはいっています。この方はその内容に興味を持たれたようです。
男性・1931年生まれ
内容的に非常に面白い。大学などのテキストとして採用するのが望ましい
※おかげさまで長崎の某大学でテキストとして使っていただきました。
女性・1981年生まれ
この夏からデンマークへ環境政策を勉強しに留学します。本書の視点は私が勉強していくなかで心にとどめておかねばいけないことを教えてくれて、とても良かったです。文化、歴史、などトータルに見てこようと思います。北欧の環境政策みたいなものも扱ってほしいです。