ドイツ・バイエルン州と国境を接しているチェコ共和国。同国は4箇所に核廃棄物処理場を計画しているが、そのうちのひとつが Chanovice(シャノヴィツェ?)という自治体。ドイツのレーゲンスブルクからは約125キロの距離。
決定は2025年までに行われるようだ。他の2箇所はオーストリアに近い場所で計画されている。
チェコの原子炉は年間80〜100トンの使用済み燃料を「生産」。現在、原子力発電所の暫定保管施設に保管されている。また、冷戦時代は放射性廃棄物のすべてはソビエト連邦(当時)に運ばれていた。
(エアランガー・ナッハリヒテン紙 2020年9月12日付より)
【メモ】冷戦終結後に出てきた問題
チェコの自治体 Chanovice のサイトを翻訳エンジンを使用して閲覧したところ、放射性廃棄物貯蔵庫に関するドキュメントが公開されている。最も古いものが2013年から。ドイツ語版のWikipediaによると人口は700人余りの小自治体だ。
冷戦集結後、約30年たつが、その影響の一例といえる。ドイツ・ニュルンベルク市からは直線距離で約190キロ。筆者が住むエアランゲン市からは200キロ弱。(高松平藏)
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